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■整理の基本第３原則！
整理を行うときの基本となる考え方その３は

◎整理の基本第３原則
MECE(機能はもれなく、重複なく)の原則

です。
MECEというのは、コンサルタントの仕事などで要求される考え方です。
Mutually Exclusive Collectively Exhausting
お互いに排他的で、集めると全てを出しつくす

という意味ですが、つまりこれは、「重複なく、もれなく」という意味です。
モノの機能というのをこれにあてはめて考えてみましょう。

例えば、ある書類Aについて、その書類の電子ファイルと紙媒体での書類を持っていた場合
それらについての機能は、それぞれ
電子ファイル
・書類Aの情報
・閲覧にPCを要する
紙媒体
・書類Aの情報
・紙の分だけスペースをとる
です。つまり、その電子ファイルと紙媒体を両方持っているということは、「書類Aの情報」という機能を重複して持っているということになります。
なので、電子ファイルとPCがあれば、紙媒体の書類は捨てるべきなのです。

では、紙媒体の書類しかもっていなかった場合はどうでしょう。
なるべくモノは捨てるのが第２原則ですから、捨てたいのですが、そうすると「書類Aの情報」という機能まで捨ててしまい、機能に”もれ”がでてきます。なので、そういう場合は一旦スキャナで電子ファイル化して、上と同じ状況にしてから、紙媒体を捨てることで、機能を保存することができます。

このように、機能を、もれなく、重複なく保存するということをMECEの原則と言うことにします。

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